西澤由紀子さん(看護師)
看護師としてお勤めの西澤由紀子さんは、「一人でも多くの人にお風呂の楽しさを体感してもらい、たくさんの笑顔を世の中へ広めたい」という思いから入浴指導士を取得されました。
「入浴」は介護にも欠かせない、重要な知識です。正しく安全な入浴法を学ぶことで、信頼値が高まることはもちろん、リスクを回避/管理し、楽しい入浴時間を提供することができます。
西澤さんのお仕事でのご活躍の様子や、優しいお人柄が伺える、心温まるお写真もご覧ください!(インタビュー実施日:2022年3月)
──自己紹介をお願い致します。
はじめまして。共生型デイサービスよろず家せんげん((株)マザーズ)で働いている、西澤 由紀子と申します。
名古屋市内で暮らして10年目、デイサービスに勤めて7年が経ちます。
趣味は、休日に愛知近郊の温泉を巡ることです。温泉ごとの様々な変わり風呂に入ることが1番の楽しみです。
──現在のお仕事内容についてお聞かせください。
高齢者や障害者が共に利用できるデイサービスで看護師として働いています。施設の取り組みの一環として、農業や公園の花壇作りなども行っています。
──なぜ入浴指導士の資格を取得しようと思いましたか?
お身体が不自由な方、精神疾患を持っている方、認知症の方…など、様々なご事情を持つ方がわたしの働くデイサービスに通っていらっしゃいます。
ご利用されている方々はわたしたちスタッフの雰囲気や言葉のかけ方によって、笑顔になってくださいます。
皆様の笑顔を見ていると、健康に繋がる一番大切なことは、「笑うこと」であると実感します。
お風呂に入ることでも、皆様の笑顔を見ることができました。
それほどの効果や魅力がお風呂にもあり、「入浴」が大切なことであると改めて感じました。
そんな中「入浴指導士」の資格に出会いました。
施設をご利用して下さっている皆様の笑顔をもっと見るために、入浴指導士養成講座の受講を決め、資格を取得しました。
──入浴指導士の講義を受けて、印象的だったことはありますか?
多くのメディアでご活躍されている早坂信哉先生の講義をはじめ、国際補完医療大学の古谷暢基先生の講義などを少人数制で受けることができたことです。
配布資料は検定公式テキストに添った内容をより深掘りした内容で、特に入浴基礎医学はあらためて勉強になる資料で分かりやすかったです。
──入浴をどのようにお仕事や日常に活かしていますか?
利用者の皆様をお風呂に入れる際、心身共にリラックスできるよう、ハーブ湯を実施したり、また、お風呂に入れない方へは入浴指導士の講義で学んだ手浴を行ったりと施設内の様々な場面で活かしています。
自宅では、シャワーだけで入浴を済ませるのではなく、お湯に浸かって入浴をするよう、子供たちに伝えています。
──資格取得後、どのような活動を行っていますか?または、今後どのような活動を行っていきたいとお考えですか?
入浴指導士の仲間を増やしていきたいと考えています。
仲間が増えれば、入浴に対する専門的な知識や、自分自身のスキルも上がって行くはずだと思うからです。
以前、わたしの働く施設で入浴検定を勧めたところ、見事検定に合格したスタッフもいます。
そのように、まずは身近なところから「入浴」仲間を増やしていきたいと思います。
──資格取得を目指している方へのメッセージをお願い致します。
分かりやすい講義資料や入浴検定公式テキストを参考にしていただくと、楽しく学ぶことができます。
入浴の知識があまりない方や忙しい方でも、楽しく学べば短期間で資格を取得することができると思います。
ぜひ挑戦してみて下さい。
──ありがとうございました!