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入浴指導士の声
会社員をしながら「ONSENLING」という、温泉&入浴ビジネスブランドを運営中の朴 世鎮(パク セジン)さん。
日本の入浴文化に惹かれ、「日本の入浴文化と温泉を世界へ広めたい!」という使命を持って、海外との架け橋になる様々な活動をされている朴さんにインタビューを行いました!(インタビュー実施日:2022年3月)
朴さんの前回のインタビューはこちら

──自己紹介をお願い致します。

こんにちは。はじめまして。 日本の入浴文化と温泉が大好きな韓国人の朴 世鎮(パク セジン)と申します。

今年で来日して9年目になります。私はずっとインバウンド旅行関係の仕事をやってまいりましたが、今は日-韓貿易会社で働きながら、仕事以外の時間は「ONSENLING」という温泉&入浴ビジネスブランドを立ち上げて「日本の入浴文化と温泉」を拡散させるサービスを運営しています。何より自分もお風呂に入るのが大好きなので、お風呂に入っている時間が一番長いかもしれませんが(笑)、お湯に浸かっている時間が一番幸せです。

──現在のお仕事内容についてお聞かせください。

「ONSENLING」というビジネスブランドを立ち上げて日本の入浴文化と温泉を拡散させるサービスを運営しております。

「ONSENLING」とは「ONSEN」と「HEALING」の合成語で、温泉(入浴)に入ることで心身が癒されるという意味です。上記「ONSENLING」意味のように、温泉(入浴)の効果によって身体が癒されるための正しい入浴法や知識、温泉の情報を発信したり、温泉ツアー及び温泉成分で作られた入浴剤などの温泉グッズ販売を通じて、お客様の心身が癒されるサービスを提供しています。

ご存知のように、温泉はそもそも「湯治(とうじ)」として人々に利用されて来ました。しかし最近は湯治よりは「旅行」として温泉を利用する観光客が沢山増えてきました。訪日インバウンド観光客にも「温泉旅行」は「日本で必ず体験してみたい文化1位」として毎年選ばれています。

ところが、観光客は自分たちが訪れる温泉地はどのような成分が入っていて、どのような効能があるのかは知らず、ただ日本文化としての「旅館」を楽しんでいるように感じました。私はこれを「温泉旅行とは言えない!」と思い、せっかく世界一温泉大国「日本」まで来たのに、温泉は知らぬまま、旅館体験だけして帰るのがもったいないと思い、ちゃんと「日本の温泉と入浴文化」を伝えようと考えました。

すでにヨーロッパではドイツやイタリア、イギリス、チェコなどで「ウェルネス温泉&スパツアー」が活発に行われています。これからは訪日インバウンド観光客が、ただ「旅館」で宿泊して終わるものではなく、素晴らしい日本の温泉の泉質や効能、そして正しい温泉入浴方法を是非理解し、体験していただけるようにしたいと考えています。そのためにコンテンツを発信したり、温泉成分にもっと注目した温泉ツアーを企画して、実際にガイドするのが私のONSENLINGでの仕事です。

──なぜ入浴指導士の資格を取得しようと思いましたか?

仕事で温泉を巡るチャンスが多かったのですが、毎回温泉に体を浸かるたびに体が軽くなり、気持ちが良くなることを感じていました。その後、家のお風呂にもよく入ることになりましたが、入浴すればするほど、入浴の良さの魅力に惹かれていきました。また、その頃運よく、早坂先生の「最高の入浴法」とういう本の出版記念イベントに参加することになって、日本入浴協会と入浴検定を知り、「入浴指導士」にもチャレンジしてみたいと思いました。

早坂先生との記念写真!

他にも入浴指導士の資格を取得したいと思ったきっかけがあります。私が旅行会社で働いていた時、東北地方のパッケージ温泉ツアーを担当しておりましたが、当ツアーに参加されたあるお客様が温泉入浴後ヒートショックで倒れて亡くなってしまうという、痛ましい事故が起こりました。私は予約や手配をする担当だったので、現場の事情は詳しく分かりませんでしたが、その事故以降、正しい入浴法をお客様に伝えようと思うようになり、入浴指導士を取得しようと決心しました。

入浴指導士認定証です!

──入浴指導士の講義を受けて、印象的だったことはありますか?

一番はやはり、日本一入浴専門家の「早坂信哉先生」と予防医学専門家「古谷暢基先生」の講義を受けられることですよね。お二人の講義を同じ場で受けることはなかなか無いチャンスだと思いました。

──入浴をどのようにお仕事や日常に活かしていますか?

オンラインストアで日本の温泉入浴剤を販売しているので、実際にその入浴剤を使っています。商品を使ってみないと詳しく説明ができないので、新しい商品をストアにアップする前に、入浴剤を使って入浴しています。また、週に1度はスーパー銭湯や温泉のどちらかに行くようにしているので、日常的に入浴をしています。

先日も温泉に行って来ました。今後ツアーが開始したときに、スムーズにお客様を案内するためにも、常にその感覚を忘れないようにしています。

──資格取得後、どのような活動を行っていますか?または、今後どのような活動を行っていきたいとお考えですか?

入浴指導士の資格を取得した後は、東京にある日本語学校の留学生を対象に日本文化である「入浴と温泉」について講義を行いました。韓国の大学でも「日本の入浴と温泉」というテーマで講義を行いました。

朴さんが講師を務めた講義の様子

韓国は日本よりも「入浴」についての情報が少ないため、私が勉強した入浴の知識や、る入浴に関する書籍などを韓国語に翻訳して、ブログにて発信しています。「ONSENLING」のオンラインストアで、日本の温泉入浴剤を販売しながら、各温泉地を宣伝するコンテンツも投稿しています。

今後、今よりも海外へ気軽に行けるようになったら、観光客を温泉へご案内したいです。またラジオや新聞、テレビなどのメディアにも出演して、日本の文化「入浴と温泉」についてお話できる機会があれば是非やってみたいと思っています。

──資格取得を目指している方へのメッセージをお願い致します。


日本では様々な文化がありますが、私は「入浴」こそ、日本最高の文化だと思います。

皆さんもご存知のように、日本人の8割が毎日入浴をしているデータがあります。最近はただシャワーで済ませるという若い人が多い傾向にあるようです。入浴をシャワーだけで済ませてお風呂には入らない人や、そのような世代が増えているということは、日本の入浴文化をどんどん失っていくということと同じだと思います。

日本はすでに超高齢社会になっており、入浴中の事故死者数は年間で約19,000人、そのうち8割が60歳以上だそうです。もしかしたら、私たちのおばあさんやおじいさん、もしくはお父さんやお母さんに起こるかもしれません。だから私は多くの人、特に若い世代が入浴にもっと興味を持って欲しいです。

日本の文化を守り、入浴事故からお年寄りを守り、新たな「new浴」文化を作っていきましょう。そのためにはまず入浴知識を学ばなければなりません。入浴指導士になりたいと思う方がいらっしゃったら、迷わず「入浴検定」もしくは「入浴指導士」養成講座にお申し込みください!そして是非日本入浴協会と共にやっていきましょう。

──ありがとうございました!

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