杉田 裕紀さん(医療ソーシャルワーカー)
お勤め先で「入浴委員会」として活動されていたという杉田 裕紀さん。
入浴学習を進める中で気づいたことを具体的に教えてくださいました。
周りの人に対する心づかいや、勉強に対する真摯さを感じられる内容に加え、思わず入浴検定を勉強してみたくなるインタビューとなっています!(インタビュー実施日:2023年4月)
──受験のきっかけや、その時のお気持ちについて教えてください。
前職では高齢者向けの施設に勤務しており、その中で「入浴委員会」を行っていました。
利用者される皆様や疲れを感じている同僚の役に立てればいいなと考えていたのが入浴検定受験のきっかけです。
毎日何気なく入っているお風呂にもいろいろな効果があることを知り、勉強すればするほど、「入浴」は奥深い習慣だと感じました。
特に「花粉症にお風呂が効く!」というお話は強く印象に残っています。
──お勤め先で『入浴委員会』をご担当されていたとのことですが、現在はどのような活動を行っていますか?
現在は部署が異動になってしまったため、学んだことをアウトプットする場が少なくなってしまいましたが、当時は入浴時の事故を防ぐことや、薬湯を作る事を中心に業務をしていました。
ヒートショックを防ぐためにヒーターの設置やタオルを使用して十分な対策を行ったり、ゆず湯やみかん湯の薬湯も実施したことがあります。
──どのように学習されましたか。また、それはどのくらいの期間ですか。
約三ヶ月ほどです。
テキストの内容をノートに書いたり、付箋を貼っていたページを読み返したりしていました。
仕事終わりや隙間時間を利用して、なるべく毎日検定公式テキストを読むように心がけ、テキストの内容が記憶に定着するように勉強していました。
──学習から受験を通した感想をお聞かせください。
自分の勉強方法について少し自信がなかったことや、合格基準が80%と高かったこともあり、合格できるか若干の心配がありました。
試験終了後は、不合格かもしれない…と思うほどでしたが無事に合格することができました。
目標をもって勉強することの大切さも学ぶことができました。
──受験を通して、ご自身の生活や業務に変化はありましたか。
趣味である温泉巡りにしばらく行けていなかったので、大きな生活の変化はあまり感じられていなかったのですが、今後また温泉巡りを再開したときには、勉強した知識を活かせるようにしたいと思ってます。
そのために、再度検定公式テキスト読んで勉強を続けています。
入浴アドバイザーの資格取得もそのうちの1つです。
現在は仕事で活かせる場面は少なくなってしまいましたが、こうした趣味の中で活かすことはもちろん、今後また入浴に関する仕事をする機会が来た時のためにも活かしていけるようにしたいと考えています。
──本検定の学習は、どのような役に立つと思いますか。
入浴は、毎日行う習慣。
その毎日の習慣を学べば、変化する事は多くあるでしょう。
例えば、睡眠について悩んでいる方も入浴法を少し工夫するだけで睡眠の質があがる…ということを知っておけば、入浴する時間についての意識も変わりますよね。
日常生活や健康状態を見直したり、改善するためにも、とてもいいきっかけになると思います。
だだ作業的にお風呂に入るのではなく、入浴による様々な変化を知っておくということは、お風呂に入る楽しみが増えるのではないでしょうか。
──今後入浴検定の受験をする人へのアドバイスをお願いします。
温泉が好きな方や入浴が好きな方は、よい勉強になると思います。
毎日行う入浴でどのような変化や効果が期待できるのかということ、楽しんで勉強して欲しいと思います。
入浴検定の勉強に限らず、「学ぶ」ということは大変かもしれません。
でも、知識を深めておけば、周りの大切な人たちや自分のために役に立つ時が必ず来ます。
最初は、全部覚えようとせず興味のあるところから勉強を始めて、「そうだったんだ!」と理解していけば、勉強する事が楽しくなると思います。
──今後の抱負をお聞かせください。
入浴の事をもっと知りたいと思っているので、今後は入浴指導士を目指していきたいと思います。
──ありがとうございました!
杉田さんのマイ温泉は…
滋賀県高島にある宝船温泉です!
貸し切りが出来てゆっくり出来るのが好きです!