12ヶ月季節湯の楽しみ方とその効果をご紹介~♪(冬編)
こんにちは~♪
11月だと言うのに、暖かい日が続いていますね。
先日御殿場の方に紅葉を見に行ってきました。
お天気もよく、紅葉に映えて雪を少しかぶった富士山もくっきり見えて、池に写った紅葉がなんともキレイでした♪
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今日は、お風呂をもっと快適に、お風呂をもっと楽しむために
日本のよき風呂文化、12ヶ月季節湯の楽しみ方とその効果を、四季(冬・春・夏・秋)の4回に分けてご紹介します。
★冬(11~1)の季節湯
まるで漢方湯!あったかリラックス&すべすべお肌 効果:冷え症や肩こり、腰痛、美肌(肌荒れやニキビ肌)、風邪予防、疲労回復 古くから蜜柑湯の風呂に入ると「身体がよく温まり、風邪を引かない」といわれていますが、その秘密は果皮にあります。 1.ミカンを食べたあと、果皮を陰干ししておきます。
果皮には、柑橘類特有の爽やかな香気を放つリモネンという精油成分が含まれています。
リモネンは血行促進作用があるので、蜜柑湯に入るといつまでも身体は温かく、湯冷めしません。
おいしく蜜柑を食べたあとは、果皮を利用して蜜柑湯を楽しみましょう。<みかん湯の作り方>
2.ミカン20個分の皮を、ガーゼか木綿の袋に入れ、風呂に浸して入浴します
新年である春を迎える前に、身を清めよう♫
効果:冷え症、疲れや痛み、冷え症、神経痛、腰痛
柚子の精油成分には、蜜柑の皮と同じく血行を促進させる働きがあり、風呂に入れると身体を芯から温めます。
新陳代謝も活発になリます。
<柚子湯の作り方>
■ 浮かべる場合
1.柚子の果実5~6個を半分か輪切りにして、そのまま風呂に浮かべます。
■ 絞る場合
1.やや大きめのボウルに果実を入れ、約1.8リットルの熱湯を注いで20分ほど蒸らします。
2.さめたら柚子を袋に入れて絞り汁を風呂に入れ、布袋はそのまま湯に浮かべます。
半分に切ってそのまま風呂に浮かべてもよいし、絞り汁を入れてもよいでしょう。
柚子の爽やかな天然の香りを楽しみましょう。
「不老長寿の象徴」お風呂で年の初めに縁起を担ぐ! 効果:神経痛、リウマチ、肩こり、腰痛、ストレスの軽減
松に含まれる精油成分には、皮膚を刺激する作用があり血行が促進されるので、松湯の風呂に入ると身体の隅々まで血液が循環します。 ■ 家庭で楽しめる簡単な方法 きれいに洗った松の生葉を浮かべると、より一層、松湯を堪能できます。
松の芳香の中に含まれるα-ピネンなどのテルペン化合物は、疲労感を軽くしてくれる働きがあります。
α-ピネン、カンフェンなどのテルペン化合物には、殺菌作用、浄化作用、鎮痛、血行促進などの効果があることから、保温作用、冷えからくる体のこりや、疲労回復などの効能が期待できます。<松湯の作り方>
1.松の生葉を用意します。
松には樹脂がついていることがあるため、葉は使う度にぬるま湯でよく洗います。
2.鍋に洗った松の生葉を約100gまたは一掴みほど入れ、松の葉が隠れるくらいの水を入れ、約15分煮出します。
3.ざるにガーゼやキッチンペーパーを敷いて濃し、煮汁だけをお風呂に入れてよく混ぜます。
さて、今日の「お風呂クイズ」です。
★問題★
現在と違い,明治時代までのお風呂屋さんの湯船への入口は,腰をかがめて入らなければならない低いものでした。
その入口の名称を何というでしょう。
① 石榴(ざくろ)口
② 蜜柑(みかん)口
③ 無花果(いちじく)口
前回の解答はこちら~
夏目漱石の小説「坊っちゃん」で有名な温泉はどこでしょう?
①白浜温泉
②道後温泉
③日本湯元温泉
④城崎温泉
答えは・・・四国・愛媛県松山市の「道後温泉」
道後温泉は、720年に完成した日本最古の歴史書『日本書紀』にも登場する歴史のある温泉で、有馬温泉、白浜温泉とともに「日本三古湯」といわれています。
夏目漱石(なつめそうせき)が通い、著書『坊ちゃん』にも登場することから、道後温泉本館が「坊ちゃん湯」として親しまれています。